Course Description
This course explores analytical frameworks that will enable us to understand various issues that emerge in society in post-disaster era, including sociotechnical, cultural and political dimensions.
「科学・技術・社会」「文化・象徴」「政治・政策」の三つの視点から、新しい「災後」研究方法の可能性を探る。
Contents of Lectures 19 Lectures / 2 Videos
Apr 13 イントロダクション
・「災後(post-disaster)」とはどのような概念か
・災害に対する学際性/リベラルアーツ的視点の意義
Apr 12 アジアン・フォーラム
「聞こえない、見えない嵐:フィリピン・レイテ島における聴覚・視覚障がい被災者への聞き取りから」
(西田昌之 チェンマイ大学・日本研究センター講師、文化人類学)
〈第一部:文化・象徴〉 ファシリテーター:加藤 恵津子
Apr 16 「災害文化」とは何か:東南アジアと東日本の比較から
ゲストスピーカー:西田昌之 チェンマイ大学・日本研究センター講師、文化人類学
Apr 20 「土地に根ざした知」を探る方法論:文化人類学と民俗学
Apr 23 潟化する世界のほとりで:東北学と震災 ゲストスピーカー:赤坂憲雄、民俗学
Apr 27 心は「災後」をどう見るか(1):「災後/災間」への記号論的アプローチ
Apr 30 心は「災後」をどう見るか(2):災害対応臨床心理学の視点から ゲストスピーカー:橋本和典、臨床心理学
〈第二部:政治・政策〉 ファシリテーター:西尾 隆
May 07 「災後」の諸段階と公共政策:「自助」と補完性の原則
May 11 「共助」と共生のタイプ :紐帯のあり方
May 14 災後のエネルギー政策(仮) ゲストスピーカー:大河原雅子、前参議院議員
May 18 脱原発と政策過程 ゲストスピーカー:大森佐和、公共政策
May 21 エネルギーの地産地消へ
〈特別講義〉
May 25 安心と不安:生活者感覚とは ゲストスピーカー:村上陽一郎、科学哲学・安全学
〈第三部・科学技術と社会〉 ファシリテーター:山口 富子
May 28 「災後」の社会とは:リスク社会論からの接近
Jun 01 災害と農の復興
Jun 04 風評被害を考える
Jun 08 農の現場から ゲストスピーカー:杉内清繁、福島県有機農業者ネットワーク副理事
Jun 11 「安心」のかたち
Jun 15 まとめとディスカッション
・「災後」への学際的/リベラルアーツ的視点の意義と限界
Instructor: KATO ‚ Etsuko 加藤 恵津子 / Instructor: NISHIO‚ Takashi 西尾隆 / Instructor: YAMAGUCHI, TOMIKO 山口 富子 | Language of Instruction: J/E
Course ID: GES094 | Course Schedule: 4*/M, 4*/TH | Update: 2016.06.30
Fields of Relation: Anthropology 人類学, Public Policy 公共政策, Sociology 社会学 Category: General Education